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命のバトン [映画]

さだまさしさんの「風に立つライオン」という楽曲をご存じでしょうか。

もう30年近く前(そんなに経つかなあと思うのですが)から聴く度に映像が浮かんできて言葉のひとつひとつが心に深く沁みこんでくる永遠の名曲です。

その楽曲に惹かれた俳優の大沢たかおさんからぜひにと映画化を熱望されてさださんは映画のための小説「風に立つライオン」を書かれたそうです。

以前にも載せたことがありますがどなたの作品でも小説を読んだら映画は観ない、映画を観たら小説は読まないと決めているのですが、今回はちょっと違った思いで映画「風に立つライオン」を観てきました。

「風に立つライオン」は長いこと聴いているうちに自分の中で既に物語はできているのです。だからどんな映画だろうとノープログレムだろうということ、それならば好きな俳優さんである大沢たかおさんの演じる風に立つライオンを観てみたいと思ったのです。

結果、観てよかったです。暗やみでハンカチを探しだせなくて久々しょっぱい涙をなめてしまいました。

現地の赤十字病院に運ばれてくる内戦で心も体も傷ついたこどもたちとのシーンが多くあり、思っていたよりずうっと思いテーマが流れておりそしてさださんがいつも言っている命のバトンが根底にあり、余韻は今も残っています。
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余談ですが、さださんの歌う「風に立つライオン」の一番最後の ありがとう さようなら の さ♪よ♪な♪ら♪の響き、いつだってズ~ンと胸にせまってきます。
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