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栗木京子さん [短歌・俳句]

 北米で病む息子への荷の中に吾を畳んで入れてはくれぬか
  大阪市 前田 啓子       栗木 京子選
           2021年1月4日 読売歌壇より

会いに行きたくてもこのご時世で会いに行けない切ない母の思いを選んだ栗木さんですが
たまたま最近、以前の読売歌壇を見る機会があり、その時は俵万智さん選の違う短歌に惹かれてファイルしていたのですが、ふと目にとまった栗木さん選の中に

 ハンガリーに息子を一人行かせてる成績よりも心配するテロ
   東大和市 ヘッツェル奈津子   栗木 京子選
            2015年3月2日 読売歌壇より

なんと6年前にも外国で暮らす息子に思いを馳せている母親の短歌を選んでいたことで栗木さんは息子さんを海外に行かせていた時期があったのかしら?と思ったものでした。

栗木さんはNHK短歌の「短歌で胸キュン」を担当している私の好きな歌人のひとりです。

私とほとんど同年代の方ですが、若い頃
 観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日我には一生

という歌を詠まれています。素敵ですよね。



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約10年前の読売歌壇とレーズンパン [短歌・俳句]

ため込んだ古い歌壇や俳壇の類いを整理しながら、やっぱりまたまた読んでしまってなかなか片付きません。

その中で2月に村田沙耶香さんの*コンビニ人間*を文庫で読んだせいなのか、コンビニに関する投稿短歌に目が行きました。

2009年9月28日 読売歌壇より
コンビニで君の声きく朝が好き「あたためますか」お願いします
         竹原市 岡元 稔元   俵 万智 選


2010年12月14日 読売歌壇より
誰でもいい誰かの声が聞きたくてコンビニにいる月曜日・雨
         東京都 三宅 あき子  栗木 京子 選

カーペンターズの「雨の日と月曜日は」 を思い出して2010年の時もチェックはしていました。

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室温26℃なので水温は6℃にしたのですがやはりエアコン入れてのパン作業になりました。
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何気ないしあわせ [短歌・俳句]

  読売俳壇 2019年5月13日より

 コロッケ屋の隣にパン屋桜咲く  
  国分寺市  加藤 武夫     小澤 實 選

景色が浮かんできて、これぞしあわせ、と微笑んでいます。


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6年経ったシャクナゲです。



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夕焼け残して [短歌・俳句]

たまりにたまった読売歌壇と朝日歌壇の切り抜き

どうにかわかりやすくすっきりとファイルしなければと思いつつはや何ヶ月…

ベストな整理方法はわからぬままにとにかく読売と朝日に分けて日にち順にA4に収まるようにファルしました。

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1時間以上かかってしまいました。


どれも素晴らしい投稿者の短歌が並んでいる中、選者が俵万智さんのところのみをチラッと見て思わずメモした短歌です。

読売歌壇より     選者 俵 万智

9月3日
いつか行くつもりの店がなくなって「いつか行く」だけ心に残る  守口市 小杉なんぎん

9月24日
地下鉄に「滑走路」読み耽けるひとぼくのカバンに同じ一冊     泉佐野市 米谷 茂

10月8日
ミからファへ音階上がるかそけさにさざなみの色秋となりたり   垂水市 岩元 秀人

11月13日
砂場の子母に呼ばれて仕方なくまだある夕焼け残して帰る     福山市 広本 貢



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静かに沁みる言葉 [短歌・俳句]

昨日駅ビルに行った際に紀伊國屋書店に立ち寄ってみました。
短歌、俳句コーナーに五行歌集がありました。

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 人の悲しみに 
 触れたら
 自分の悲しみなど
 語れない  
 恥ずかしすぎて

 
 忘れられない
 ことを
 上手に忘れる
 優秀な頭
 ください

 小学生の
 平和宣言のことばに
 泣いてしまった。
 私は何ができるのか
 八月六日広島、雨

 自分を
 励ますのは
 自分しかいないのだ
 泣いてなど
 いられない

 ずっと咲かなかった
 ブーゲンビリアが咲いた
 花になれなかった
 小さな児の
 顔を思う

   永田 和美   ほんとうのことは より


牧水とお茶 [短歌・俳句]

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あかつきのねざめ静けきこころもてすすりあじはふ茶にしかめせも
   若山牧水

親戚の11日のお通夜に続き12日葬儀に出席した際にいただいた緑茶の箱にこの短歌が書かれていました。
若山牧水といえば宮崎出身のお酒好きの歌人とは万人の知るところではありますが、お茶の短歌もあったとは知りませんでした。

教科書に載っていた牧水の短歌で今でも心に残っている短歌2首。

白鳥は哀しからずや空の青海のあをにもそまずただよふ

幾山川越えさり行かば寂しさの果てなむ国ぞ今日も旅ゆく

実は牧水の歌碑が東京都立川市の立川駅北口にあり昔何度か見たことがあります。いえ、今もあるそうですが立川駅前の再開発でめだたなくなっているそうです。




置いていかれる [短歌・俳句]

  9月3日   読売俳壇より

    夏がゆく僕はまた置いていかれる
       岩手県   森沢 優雨

  9月3日    読売歌壇より

   家猫はつつがなく生き十九歳敷居のへりに時につまずく
        浜松市 藤田 文子


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頑張らないことも… [短歌・俳句]

8月20日 読売俳壇より

   頑張らぬことも大切百日草
       秋田市  中村 栄一

8月20日 読売歌壇より
  
   乳の出のよき牛なりき買われゆき牧にも人にももう慣れしころか
       佐世保市  近藤 福代


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週配のグリーンコープは国産の強力粉をぱん用に必要としているため利用しています。
その中で、グリーンコープでしか買えないもの(今の環境で)を購入するのも楽しみのひとつです。

これは長野産のプルーンです。
ドライプルーンはお店でよくみかけますがめったに買いません。
が、生のプルーンをグリーンコープでみつけると即注文して大事に大事に口にいれます。
検索してみると意外にも私たちが思っているほど栄養価は高くないそうなのですが、生のプルーンってだけで「貴重な果物なんだ」と心して食べます[わーい(嬉しい顔)]
なぜだか大切な果物ってありですよね。

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半夏生 [短歌・俳句]

7月30日 読売歌壇より

  手をふりて人を見送る影のごと夕暮れ坂道白立葵
     高槻市   佐々木文子

       読売俳壇より
  
  この人とひと世終らむ半夏生
    成田市   神郡 一成

  立ち眠る馬のまつげや夏木立
    可児市   羽貝 十糸子
 
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去年あぶなかったハイビスカス
みごと復活して2年ぶりに花が咲きました。 
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二ミリの過去 [短歌・俳句]

 7月23日読売歌壇より

 少しだけ硬くなりたる爪切れば二ミリの過去の飛んでゆきたり
       佐世保市  北御門美雪
        
 

 波たちに玩ばるるオレンジのボール拾へばアンパンマン笑む
       延岡市   河野 正


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一日目のバーガー
鶏挽肉でちょこちょこっとハンバーグを作りきゅうりと目玉焼きも!

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2日目、今日のバーガー
きゅうり、ハム、トマト、目玉焼き
トマト(もちろん家で採れたトマト)をいれると一段とおいしさが増すことを発見!

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