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切ない絵本 [絵本・読み聞かせ]

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   100万回生きたねこ
  
 佐野洋子 作・絵   講談社

100万回も生き返ったねこの最後のどんでん返しの切なさに、読み聞かせを続けることが出来なかったあの頃のわたしも、すっかり歳をとって感受性が鈍くなったのか最後のページを涙無く音読出来ました。

歳をとるってこういうことなんかなぁ‥‥



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あのこにあえました [絵本・読み聞かせ]

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あのこに あえた
もりやま みやこ 作   つちだ よしはる 絵  あかね書房
ご存じ きつねの子シリーズ の最終作です。

つりばしの向こうに きつねのおんなのこがいることを いのししのおじさんからきいた きつねの
こんすけ が 毎日 いっしょうけんめい練習して やっとつりばしの真ん中までやってきたのは 「つりばしゆらゆら」の章でした。

それ以上は渡れなくて引き返したきつねのこの きつねのおんなのこにむけての「また、いつか」はなんともせつない「またいつか」でした。

そういう多くの読者の声にこたえて、書く予定のなかった最終作を作者のもりやまさんは「あのこにあえた」で完結してくれました。

「つりばしゆらゆら」を読んでから何年経ったのでしょうか。
のんきなわたしも、近くの図書館で申し込んで,他の図書館で貸出中を取り寄せしてもらってやっと あのこに 会えました。とさ[るんるん]
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きつねの子シリーズ3と4を読んで [絵本・読み聞かせ]

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ぼくだけしってる
もりやまみやこ 作 つちだよしはる 絵  あかね書房
森山京さんの きつねの子こんすけの童話*きつねの子シリーズ*の第3弾です。

くまの子とうさぎの子が数字を地面に書きます。一、二、三、そこできつねの子はじゃあ次は亖と横棒を4本書いて笑われてしまいます。そうです。次は四と書くのですよね。
悲しくなったきつねの子はかくれんぼを抜け出して丘のほうへ行ってしまいます。
雨にあいそのあとで虹がたつ瞬間に出あいます。
「ぼくだけしっている」と喜ぶきつねの子はくまの子やうさぎの子に早く教えてあげようと駆けだしていきます。

こどもがものをどれだけ知っているかを大人は重視するけれどこどもの時に何とどういう会い方をしたかがその子の未来にもっと大切なことだと作者の森山さんはあとがきに書かれています。

確かに知識があることは大事なことですが例えば小さい頃の自然との感動は歳を重ねていっても色あせずに残っているものです。

たからものとんだ
同じくきつねの子シリーズの第4弾です。

くまの子やうさぎの子がそれぞれの*たからもの*をもちよります。
さてきつねの子のたからものは…
こころやさしいきつねの子のふんわりとしたやさしさにこころふんわりとしたまま本を閉じます。

ところで小さい時のたからものってなんだったっけ?
あまりにも昔過ぎて思い出せません~。

はんなちゃんがめをさましたら [絵本・読み聞かせ]

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はんなちゃんがめをさましたら
    酒井駒子 ぶん/え  偕成社
絵本を手にとるともう酒井さんの描くはんなちゃんのかわいいしぐさに魅せられてしまって手放せなくなり久しぶりに図書館から借りてきた一冊です。

夜中に目をさましたはんなちゃんがねこのチロと誰にも気づかれずにやりたかったことをそうっとやるさまがかわいらしくてかわいらしくて。

この絵本は小さい子用というよりもお母さんが喜びそうだと思いました。

落語絵本 [絵本・読み聞かせ]

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落語絵本 めぐろのさんま
    川端 誠   クレヨンハウス

(著作権関係がよくわかりませんので絵本の画像はこういう形式にします。)


さんまが下魚ということでまだ食べたことのないお殿様が野がけに行った先で漂ってきたいいにおいにひかれ食べたさんまがあつあつでそのうまさに感激するという皆さんご存じのお話なのですが、普段お殿様の口にはいる焼き魚は鯛でしかもお毒味が済んでからの何時間もたってからの味なのでおいしいはずがありません。

落語を元にしての絵本なので滑舌やテンポの練習に脳トレにもってこいと音読を始めたのですが、この絵本を読んでいるうちにさんまが食べたくなります。(きっと大人も子供もみんなそうなると思います[わーい(嬉しい顔)]
実は我が家はこの絵本のおかげで?きょうはもう今年2回目のさんまが食卓に登場です。

絵本2冊 [絵本・読み聞かせ]

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友人から絵本を2冊借りました。

1冊目は
「手ぶくろを買いに」
松成真理子 絵  新美南吉 文  岩崎書店

生誕100年で最近よく見聞きする新美さんの「手ぶくろを買いに」に大分県出身の松成真理子さんが絵を描いて今年の7月に出版されています。

「まいごのどんぐり」「じいじのさくら山」「ぼくのくつ」等、松成さんワールドの温かくて胸キュンが好きな私は新美さんのすばらしい名作に描かれた松成さんの絵はやはりぴったりだと思いました。

特に子ぎつねの瞳やしぐさが愛おしくページをめくるのが惜しい程でした。

新美さんの「手ぶくろを買いに」は「ごんぎつね」と同様 大人になってもなおいっそう考えさせられる奥深い作品です。

たとえば、なぜ親ぎつねは子ぎつねをひとりで手ぶくろを買いにいかせたのだろう?
なぜ親ぎつねは子ぎつねの手を片方だけ人間の手にしたのだろう?
もし、本物のお金でなかったなら、ぼうし屋はどうしただろうか?etc…

2冊めは
「ブーアの森」 
忌野清志郎 絵  せがわ きり 文  TOKYO FM出版

環境絵本の「ブーアの森」は色あいがいかにも忌野清志郎さんで、登場人物の「しょうくん」がすっきりと澄んだ顔の少年で、今更ながら清志郎さんという人をみる気がしました。

余談ですが、私が忌野清志郎さんを「ちょっといいなあ」と思いはじめたのは昔、何かのコマーシャルで♪昼間のパパは♪と歌っている姿を見た時からです。

ネコちゃんの絵本は多いです。 [絵本・読み聞かせ]

両極端な絵本を借りてきました。

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 姨捨山    
    西本鶏介・文  狩野富貴子・絵   ポプラ社

  ぼくそらをさわってみたいんだ
    作・さとうきわこ  絵・岩井田治行  ポプラ社

姨捨山 や 姥捨山 はだれも知らない人がいない程の昔話ですが、ちゃんと絵本として読んだのは初めてになります。息子におんぶされて山に向かう母が息子が帰り路に迷わないように木の枝を折って道に落としていく様はいつの世も変わらない親の心を感じじーんときます。

ぼくそらをさわってみたいんだ  は 表紙でもみえるように子猫が空にさわってみたくて、通りかかった亀やキツネや豚やいろんな動物(だんだん大きい動物になります。)にはしごだんを作ってもらって空に手を伸ばすのですが…

子猫ちゃんの様子がとても可愛くて思わずほほえんでしまいます。

***
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友人に持っていきたくて焼き始めたシナモンロールですが焼きあがりが遅くなり持って行くのを断念しました。
お菓子は焼いた翌日の方がおいしいのもありますがぱんは焼いたその日に届けたいのでこういうこともあります。
1枚ずつラップに包んで冷凍しておいて食べていきましょう。
***
  

いつか… [絵本・読み聞かせ]

大好きなかわいい絵本「でんしゃにのって」の絵本作家 とよたかずひこさんの絵本がマイブックで一冊だけ本棚にあります。

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 そらのおふろやさん 
             とよた かずひこ   ひさかたチャイルド

ぽかぽかおふろシリーズの中の一冊です。

つかれた ひこうきや よごれた カラスたちや わんぱくなかみなりぼうや が そらのおふろにはいってとってもいいきもち になります。

普通に考えると空にお風呂があるはずはないし、飛行機がお風呂にはいるはずはないのであって、中学生位になると「ありえな~い」とそっぽをむかれるとしても、小さいときわくわくした絵本がこころにいっぱい詰まっているとその絵本がいつか変身して優しさや思いやりや目に見えない大事なものになっていくんだと信じています。


星の王子さま [絵本・読み聞かせ]

今日は 国民の祝日 海の日 です。

祝日の中では新しく設定された祝日なので馴染みの薄い祝日で、しかも「海の日」とはどんな祝日なんだろうと以前から気にはなっていました。

そこで今更ながらですが調べてみました。

「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願うことを趣旨としている。」とありました。

数限りなくある海の恩恵を私たちはこれからも感謝で受けとめて未来に向けて守っていくことができるのでしょうか?


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  星の王子さま
 原作 サン=テグジュペリ 新訳・構成・音楽 近藤浩章
 歌・朗読 岡崎裕美     東京新聞出版局
 
音楽朗読劇 星の王子さま  を久しぶりに聴きました。

岡崎裕美さんの朗読と歌声は何度聴いても素晴らしく、金髪のかわいい星の王子さまが眼の前にあらわれてわたしたちの忘れてしまった大切なことをいつも教えてくれます。

キツネが最後に王子さまに言ったこと、王子さまが最後に僕に言ったこと、5年前にフセンを貼ったページは今も私の感動する大切な言葉がちりばまれていました。

松本春野さん [絵本・読み聞かせ]

今日から多くのの小学校で新学期が始まりました。
夜のニュースによると、福島では給食の食品の放射線量を毎日量るようになり、20ベクレル以下でないと食べられないようになったそうです。

この歳まで生きてきた私でも放射線量の単位がベクレルということさえ今回の震災で初めて知りました。
ましてや生まれて何年かの子どもたちが放射能や放射線やベクレルというおぞましい単語の行きかう中で暮らさなければならなくなったという現実をどう受け止めて生きていくのでしょうか。

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  ふくしまからきた子
       松本猛・松本春野 作 松本春野 絵   岩崎書店

絵本を流れる重いテーマと対照的なやさしい水彩画で描かれたこどもたちの姿に私たち大人の無力、責任を感じていきます。

松本春野さん、あの いわさきちひろさん のお孫さんです。
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