お正月用の花 [詩]
今年も残り少なくなり多くの方がそうでしょうが私も一応日にち毎にその日やっておく事を念頭において動いています。
一日が終わり、これだけしかできなかった~と思うことはやめようと、今年は「これができてよかった~」と前向きに考えることにしています。
明日の予定を考えてみるに多分、気持ちゆっくりとお花を活けることはできないだろうと今日お正月用のお花を活けてみました。
材料は先日実家のお掃除に行った時にとってきた松と庭にある千両と両親用の仏間とお墓用のお花を求めた時についでに買っておいたポンポン菊(玉菊)です。
何もわからない素人ゆえの大胆な活け方ですが、こうやって見てみると松は少しは葉をチョキチョキしたのですがもっと葉を短くカットしてもよさそうですし、千両は新しい葉に紅い実は少なく欲しい形も少なくて思うように持ってこれませんでした。
そうこう言いながら置くべきところに置いてしまいましたわ
メダカ用のホテイソウを今年は室内で越冬させてみようかなと外のメダカの水槽から一個だけとってきて実験?始めました。
一日が終わり、これだけしかできなかった~と思うことはやめようと、今年は「これができてよかった~」と前向きに考えることにしています。
明日の予定を考えてみるに多分、気持ちゆっくりとお花を活けることはできないだろうと今日お正月用のお花を活けてみました。
材料は先日実家のお掃除に行った時にとってきた松と庭にある千両と両親用の仏間とお墓用のお花を求めた時についでに買っておいたポンポン菊(玉菊)です。
何もわからない素人ゆえの大胆な活け方ですが、こうやって見てみると松は少しは葉をチョキチョキしたのですがもっと葉を短くカットしてもよさそうですし、千両は新しい葉に紅い実は少なく欲しい形も少なくて思うように持ってこれませんでした。
そうこう言いながら置くべきところに置いてしまいましたわ
メダカ用のホテイソウを今年は室内で越冬させてみようかなと外のメダカの水槽から一個だけとってきて実験?始めました。
五行歌 [詩]
今日(2001.6.17日)の読売新聞に*「五行歌」すぐ詠める*の記事がありました。
心情を5行で表現する詩歌「五行歌」が人気だというのです。字数とか季語とか決まりごとがないので気軽に始められるのが魅力とのこと。
普段使いの言葉で思っていることを歌にすればいいというので、ちょっとやってみました。
ほら、聞こえるでしょう?で始まる小学生むけの本
暗い海底に沈んだ船室で
ひとり取り残された兵隊さんのドアをたたく音が…
教頭先生
あれはいったい何という本だったのでしょうか
私には忘れられない内容の本があります。でもそのタイトルはわかりません。
昭和30年代の半ばごろ、小学校の教頭先生が本を貸してくださいました。
その内容は、戦争中、南方に向かう船の中で一番新米の若い兵隊さんが先輩の兵隊にいじめられて船底に閉じ込められて鍵をかけられ、その時に敵の襲撃にあい皆は逃げたのだけれど、その若い兵隊さんは鍵をかけられた船底から脱出することができず、今も暗い深い海からドアをたたく音がきこえるという物語なのです。
もうこういう内容がわかるころだという判断で貸してくださったのでしょうが、子ども心にもその衝撃は深く、閉じ込められて逃げられなかった兵隊さんがかわいそうでかわいそうでこわくてこわくて忘れることのできない本になりました。
大きくなってというか、大人になって、あの本のタイトルは何というんだろうとつくづく知りたくなりましたが、教頭先生にももう聞くことはできません。
心情を5行で表現する詩歌「五行歌」が人気だというのです。字数とか季語とか決まりごとがないので気軽に始められるのが魅力とのこと。
普段使いの言葉で思っていることを歌にすればいいというので、ちょっとやってみました。
ほら、聞こえるでしょう?で始まる小学生むけの本
暗い海底に沈んだ船室で
ひとり取り残された兵隊さんのドアをたたく音が…
教頭先生
あれはいったい何という本だったのでしょうか
私には忘れられない内容の本があります。でもそのタイトルはわかりません。
昭和30年代の半ばごろ、小学校の教頭先生が本を貸してくださいました。
その内容は、戦争中、南方に向かう船の中で一番新米の若い兵隊さんが先輩の兵隊にいじめられて船底に閉じ込められて鍵をかけられ、その時に敵の襲撃にあい皆は逃げたのだけれど、その若い兵隊さんは鍵をかけられた船底から脱出することができず、今も暗い深い海からドアをたたく音がきこえるという物語なのです。
もうこういう内容がわかるころだという判断で貸してくださったのでしょうが、子ども心にもその衝撃は深く、閉じ込められて逃げられなかった兵隊さんがかわいそうでかわいそうでこわくてこわくて忘れることのできない本になりました。
大きくなってというか、大人になって、あの本のタイトルは何というんだろうとつくづく知りたくなりましたが、教頭先生にももう聞くことはできません。
時間 [詩]
「12月は寒いし忙しいからうちは毎年5月の連休に大掃除をするの。」
そう言っていた職場の先輩がいましたっけ。
大掃除はともかくとして、ちょこちょこやっていた衣類の整理を今日は一部残してやってしまいました。
何かをやる時、私はよくタイマーをかけてやります。
「まず、60分でやってみよう。」
ほどなく「チチチチチチチ」← これ、タイマーの音
「エーもう?じゃああと20分ね」
ほどなく「チチチチチチ」
「エーもう?また20分追加ね。」
またもしばらくすると「チチチチチイ~」
「えー、そうなの?もうタイマー止めとこう!」
てなわけで最後はタイマーは無視してとりあえず納得のできる範囲までやってしまいました。
こういう時に心から思うこと
「時間て止まらないんだよね~」
そうです。刻々と時は過ぎていきます。
子どもによせるソネット
高田敏子
真昼の空にも星のあることを
おとなたちは忘れてしまった
風の中に小人が踊っている姿も
もうおとなには見えなくなった
花は花であり
雲は雲でしかなくて
花びらのなかに眠ることも
雲に乗って走ることもできなくなった
そんなさびしいおとなたちのために
神さまは子どもたちをくださる
子どもはきのうの夢のつづきを話してくれる
そのやわらかな手のひらでおとなたちの心をあたため
その清らかなひとみのひかりで
さびしいおとなたちの目を洗ってくれる。
そう言っていた職場の先輩がいましたっけ。
大掃除はともかくとして、ちょこちょこやっていた衣類の整理を今日は一部残してやってしまいました。
何かをやる時、私はよくタイマーをかけてやります。
「まず、60分でやってみよう。」
ほどなく「チチチチチチチ」← これ、タイマーの音
「エーもう?じゃああと20分ね」
ほどなく「チチチチチチ」
「エーもう?また20分追加ね。」
またもしばらくすると「チチチチチイ~」
「えー、そうなの?もうタイマー止めとこう!」
てなわけで最後はタイマーは無視してとりあえず納得のできる範囲までやってしまいました。
こういう時に心から思うこと
「時間て止まらないんだよね~」
そうです。刻々と時は過ぎていきます。
子どもによせるソネット
高田敏子
真昼の空にも星のあることを
おとなたちは忘れてしまった
風の中に小人が踊っている姿も
もうおとなには見えなくなった
花は花であり
雲は雲でしかなくて
花びらのなかに眠ることも
雲に乗って走ることもできなくなった
そんなさびしいおとなたちのために
神さまは子どもたちをくださる
子どもはきのうの夢のつづきを話してくれる
そのやわらかな手のひらでおとなたちの心をあたため
その清らかなひとみのひかりで
さびしいおとなたちの目を洗ってくれる。
しあわせ [詩]
白寿の詩人 [詩]
空に
病院の
ベッドから
眺める空は
いつも やさしい
雲は ダンスをして
笑わせる
夕焼けは
心を洗ってくれた
でも 明日は退院
この一と月
ありがとう
家に帰ったら
手を振るわね
気がついてね きっとよ
柴田 トヨ
この詩を書いた*柴田トヨさん*は90歳を過ぎてから詩を書き始め今年の6月で99歳になられます。
産経新聞の投稿詩欄「朝の詩」欄に度々掲載され昨年詩集を出版されたそうです。
かまくら春秋社発行の 「詩とファンタジー 春夢号」に紹介されていました。
すご~い!
とてもとてももうすぐ99歳になられる人の詩とは思えません。
初々しい乙女のような雰囲気がしますよね。
そういえば「洟をたらした神」の吉野せいさんも確か70歳を過ぎてから小説を書かれたときいています。
何かをやり始めるのに遅いということはない と誰かが言っていましたっけ。
99歳の自分は、フー、とても想像さえできないけれど、やれシワが増えた、置き場所忘れた、あの人の名前が思い出せない等々の日常が恥ずかしくなる柴田さんの詩、でした。
病院の
ベッドから
眺める空は
いつも やさしい
雲は ダンスをして
笑わせる
夕焼けは
心を洗ってくれた
でも 明日は退院
この一と月
ありがとう
家に帰ったら
手を振るわね
気がついてね きっとよ
柴田 トヨ
この詩を書いた*柴田トヨさん*は90歳を過ぎてから詩を書き始め今年の6月で99歳になられます。
産経新聞の投稿詩欄「朝の詩」欄に度々掲載され昨年詩集を出版されたそうです。
かまくら春秋社発行の 「詩とファンタジー 春夢号」に紹介されていました。
すご~い!
とてもとてももうすぐ99歳になられる人の詩とは思えません。
初々しい乙女のような雰囲気がしますよね。
そういえば「洟をたらした神」の吉野せいさんも確か70歳を過ぎてから小説を書かれたときいています。
何かをやり始めるのに遅いということはない と誰かが言っていましたっけ。
99歳の自分は、フー、とても想像さえできないけれど、やれシワが増えた、置き場所忘れた、あの人の名前が思い出せない等々の日常が恥ずかしくなる柴田さんの詩、でした。