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ピーマンの収穫と狐狸庵先生と [庭野菜]

朝から風が強く、天気予報どおり寒くなりそうな気配です。

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今朝のミニミニ菜園の収穫、元気なピーマンは、夫の丹精のおかげで未だに2日に一度はこうやって収穫でき、緑黄野菜の不足を補ってくれています。


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  読売歌壇  11月3日 より

  通過した柿生の駅で思い出す狐狸庵山人いう名の作家を
   
       東京都 青山  繁    栗木 京子 選
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狐狸庵先生こと遠藤周作氏は大好きな作家でまず読んでない文庫本はないと自負しています。
エッセーも書かれていて、両親の離婚で母親と満州から日本に帰国するときの後を追いかけてくる犬との別れを書いたくだりは何とも切なく、今思い出しても苦しくなります。

遠藤氏の宗教観、母親への思い、ユーモアの権化のような日常、と、彼は多才溢れる人でした。

昔々、(またまた昔話です)銀座の画廊?でサイン会があると新聞で識り、行こう、いや行けない、を自問自答し、遂に行けなかったことを未だに後悔しています。

私は大好きな有名人に直に会ったり話したりはとてもできない人間で、遠くからそっとがちょうどいいみたいで、たとえばさださんに会ったり話したりもこんな歳になっても多分死ぬまでできないでしょうね。

「人間がこんなに哀しいのに、主よ海があまりに碧いのです」

これは長崎の外浦にある遠藤周作文学館に立つ沈黙の碑に刻まれた言葉です。

姉と姪と夫と4人で訪れた日も海はあまりにも碧い海でした。

  
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